ジャズダンスにバレエは必須 !?

ほんとにジャズダンスにはバレエは必須なのでしょうか?

ジャズダンスをさらに上手く踊るために、或は商業演劇(劇団ミュージカル等)やテーマパークダンサーになるのに、ジャズダンス レッスンだけではダメで、バレエが必要って…。ホント!? じゃ、何故、バレエダンサーはジャズダンスが踊れないの!?バレエとは全く無縁のジャズダンスもあるって言うし~?!
そんな素直な疑問にお答えします。(そんな事よりも、バレエの何を習えば良いのか知りたい方は、次をクリックして下さい。)
(ジャズダンスのためのバレエレッスンとは)

そもそもジャズダンスって何?!

劇団ダンサーやテーマパークダンサー・バックダンサーが踊るジャンルのダンスは、大半がジャズダンスと言われる種類のダンスです (USJ並びにバックダンサーなどは、一部ストリート系ダンサーを採用されています) それじゃ~、ジャズダンスを完璧に踊れたら、それらのプロになれるのか…と聞かれると、つい最近まではYESと応えていましたが、ここ2-3年の間に、このJAZZと言う言葉のみが氾濫し、安易にYESと言えなくなってきました。それは、ストリート系の方々が、例えば、ヒップホップ・ジャズや、クラブ・ジャズ、あげくの果てには、私の目から見ると、ジャズダンス風ではあるけど…のストリート系の方々が、自分達のダンスのジャンルを、堂々と"JAZZ"と呼ばれています。世界的には、HipHop free style だろうと思います。
従って、現在、日本には4通りのジャズダンスがあるように思います。日本での登場順にあげてみると…

フランスの影響を受けた宝塚歌劇団(1914年創設)でのジャズダンス
こちらもバレエ必須ですが、今となれば日本独自のものでしょう。女性が男役するレビューは世界中で日本だけです。
フレッドアステア等に象徴されるようなクラシカルなジャズダンス
1990年くらい迄は、それほどバレエを意識されてなかったように思いますが、今、現在ではバレエもやった方が良いと指導されているようです。
1980年辺り登場のテーマパークやミュージカル等でのジャズダンス
ジャズダンスの基礎として、間違いなくバレエの基礎が必要です。恐らく、TDRやUSJ、四季(ブロードウェイ・ミュージカルの焼き直し)等は、ダイレクトにアメリカ人の影響を受けています。常にビートに乗り続けるだけなら、さほどバレエは必要ではなかも知れませんが、特にスローになった時、カラダのポジション(腕や肩や足先の位置など)が、バレエを習っていると圧倒的にキレイに見えます。
この2-3年の間に登場したストリート系のバレエが必要でないジャズ
この1-2年で急速に伸びている、Style HipHop や、振り付け系のHipHopが好きな方は、ぜひ、バレエを習ってみて下さい。
とあるジャズダンススタジオのオーナーさんが、今時のHipHopはまるでジャズダンスやわ〜、HipHopと言う名のジャズやね、とおっしゃっていました。バレエは体の軸を作ってくれますし、体の各ポジションの位置が良くなります。もしもYouTubeなどで、アメリカ人のアーティストのプロモや、カッコイイ振り付けを見て、日本人のそれと比べると何か違うのは、肌の色の違いや足の長さの違いだけではありません。それよりも大きく影響しているのは、バレエの基礎があるかないかです。 (2017/05/09記載)

今、現在では、全くバレエの素養は必要ないと思います。単にビートに乗り続ける事が主流のためと思います。

ジャズダンスの歴史と国内外の動向

1920年頃でしょうか、アメリカに黒人音楽として発祥したジャズと言う音楽に合わせて踊るところから、ジャズダンスと呼ばれているようです。
ダンスのおおまかな歴史は、バレエ⇒モダン⇒レビュー(欧州)⇒ジャズ(USA)と流れます。
日本が第二次世界大戦に敗戦するまで、日本人が持つ、世界の文化の中心は「花の都・パリ」だったのです。だから、戦前からあったのは、OSK歌劇団や宝塚歌劇団等のレビューです。この歌劇団さん達はアメリカの影響を受けたのではなく、フランスの影響を受けました。そして、第二次世界大戦をはさんで、日本にもボブ・フォッシー(1927-1987)、フレッド・アステア(1899-1987)やジーンケリー(1912-1996)等が紹介されます。そして、彼らに影響を受け、例えば、山田卓先生や他、多くの日本のジャズダンサー達が生まれたと聞いています。英文では、“father of American jazz dance,” Jack Cole(1911-1974).となっているので、ジャック・コールさんと言う人が、ジャズダンスと言うスタイルを創り、前記の人達が引き継いで行ったのでしょう。

時、1960年代、スタジオ・ナンバーワン・ダンサーズと言うユニットが日本にはあり、おそらく…日本で始めてジャズダンサーズとしてTV等で大人気を集めました。私が小学校の頃でTVで華麗に踊っておられたのを覚えています。この時代、HipHopと言うダンスはありませんでした。HipHopと言うダンスは、日本では1980年前後辺りに広がったと思います。今、現在は多少ダンス事情も変わってきているようです。
LAのHipHopクラスは、私の目から見ると、どう見てもジャズダンス!?、と思えるクラスが多くなっています。つまり、アメリカでもHipHopとジャズダンスの仕切りがなくなって来ていると感じます。
また、欧州では、バックダンサーやミュージカルで踊るダンサーの必須ジャンルは、バレエ・ジャズダンス・ブレイクだそうです。また、英文のJazz Dance について記載されたweb-pageによると、HipHopを踊るのにも、Jazz Danceは大きな力を発揮すると記載されています。日本とアメリカと似ているようで、全く似ていないのは、アメリカではHipHop系ダンスがバレエ必須のジャズダンス寄りになって来ているのに対して、日本はせっかくバレエが必要とわかってきたジャズダンスが、再びバレエ無視のHipHop寄りになっている事です。言い換えると、アメリカや欧州では、ストリート・ダンサーがバレエを習うようになって来ているのに対して、日本ではジャズダンサーでさえ、バレエを習わなくなって来ているように感じます。はたまた日本のバレエの先生達の質の低下は否めません。

バレエって必要なの?!

もしも、アナタがノリ一発のジャズダンスが好きなら…、ストリート系のダンス・コンテストで優勝を目指したり、クラブに出演したり、昨今のバックダンサーになるには、さほどバレエは必要ないでしょう。でも、Style HipHopなどの振り付け系HipHopが好きなら、ぜひ、バレエにも挑戦して下さい。そして、世界的なジャズダンサーを目指していたり、USA発のMTVに出演したり、劇場でのミュージカル公演(東宝ミュージカルやホリプロミュージカル・劇団四季等)や、TDR等で踊りたいなら間違いなくバレエは必須です。もちろん、宝塚歌劇団に行きたい方も…。
ジャズダンスの為のバレエレッスンとは

どんなバレエスクールを選べば良いの?

バレエを習うなら、先ず、その先生に、ジャズダンサーになりたい為のバレエなんです!!って、思い切って言ってみて下さい。その時に、その先生の対応が変だったら、そのスクールは止めた方が良いです。その先生が、「ジャズ…、良いね…。わかった!」って言ってくれ、その方の技術が確かだと感じたら、そのスクールを選ばれると良いと思います。FWDSでは、ストリートジャズ⇒ジャズダンス⇒バレエ・ジャズダンスと進まれる方が多いです。最近FWDSでは、やっとヒップホップ・ダンサーが、バレエを受けてくれるようになりました。要は、ヒップホップにしても、バレエにしても、ジャズダンスにしても、その先生達の基本的ダンサーとしての度量が問題です。私はヒップホップ、私はJAZZ、私はバレエ…等と拘っている先生達とは「さよなら」しましょう。自分のジャンルにプライドを持つことは大切ですが、他を受け入れないのは、決してプライドではありません。FWDSでは、チーフインストラクターをはじめ上位の先生達は、他ジャンルに興味を示されます。例えば、HHのBON先生がバレエやったり、ジャズやったり、TAPやったり…。FWDSが開催するインストラクター交流会では殆ど常連です。バレエの瑞枝先生がJAZZ 5の生徒だったり、JAZZの谷先生が瑞枝先生のボアントの生徒だったり…、はたまた、彼女はBON先生のHHもかつては生徒してたし、今も大好きだそうです。バレエのRIKA先生は、タケフジを踊ってみようと頑張ってみたり…、ハウスとコラボしたり…。私は全く踊れませんが、見ていて、それが自然だと感じます。

バレエからジャズダンスに転身される方へ

バレエを何年にも渡って習って来て100点満点なのに、その技術が全くJAZZに活かされないダンサーが実に多いです。逆に、HipHopダンサー達は、全くバレエに無関心!?…それとも、とっつき難いのかな~。例えば、LAやNYでは、ドレッドでジャージ姿の若者達が、今まで、HipHopやってたと思えば、レオタード姿のバレリーナさん達に混ざり、もう、バレエをやってる~。そんな雰囲気は日本ではあまり見かけません。さらにおもしろい事に、バレエばっちり、ストリート系JAZZもバッチリ…、でもミュージカルやTDR等での、普通のJAZZが踊れない方もいます。今の若者達には、ジャンル別の壁はなくなって来ているようですが、どうも、教える側の先生達やスクールが、相変わらず壁を創り合っているように感じます。だから、はっきり言って、バレエを数年に渡って習って来られたアナタは、一種柵の中にいたのかも知れません。JAZZはアナタが予想しているより、はるかに難しいものです。先ず、ビートにのる事。これが出来ない。悲しいくらいに出来ない。次に、クラシックではないので、ダンスに役柄はありません。その場その場で、ジャズダンスやミュージカル等の振付師が、ここはこんな感じで…ってアウトラインのような指示はありますが、詳細に至っては、そこはアナタの気分で…。この曲で踊って悲しいわけはないでしょう~。こんなにハッピーな曲なんだから…。自分のフィーリングで踊ってみて~等と言われる事が多く、その時のアナタは、目ん玉まん丸で、まるで対応出来ません。周りの目を気にして、思いっきりターンやジャンプを決めてみて、他の生徒さん達の憧れの的となってみても、何の役にも立ちません。ジャズダンサーがバレエを習うように、バレエダンサーは最初の第一歩から初めるつもりで、JAZZと取り組んで下さい。またバレエを踊っているとしっかり踊れるのに、JAZZになると力なく踊ってしまうのは、アナタには持久力の筋肉はヤマホド付いていますが、瞬発力の筋肉がどこにもありません。どうかジャズダンスのエクササイズにも精を出して下さい。バレエのリカ先生がタケフジを踊られた次の日、筋肉痛で階段も満足に上れなかったくらいです。バレエの瑞枝先生はJAZZ 5メンバーですが、まだまだ…と頑張っておられます。

日本のストリート系ジャズダンスやクラシカルなジャズダンスが好きな人に

ストリート系イベントで見るJAZZが好きなら、その大好きなダンサーに聞いて下さい。アナタのようなJAZZを習いたいって…。そのダンサーが「教え」をやっていれば、ラッキーにもその人に教えてもらえます。さもなくば、その人が通っているダンススクールを教えてもらって下さい。アナタは間違いなく、アナタの思うジャズダンサーになれるでしょう。クラシカルなジャズダンスが好きな人は、
関東⇒日本ジャズダンス芸術協会
関西⇒日本ジャズダンス協会
をクリックしてみて下さい。もしも、あなたの地域にスタジオがなかったら、協会なのでお問合せされると良いと思います。
また、日本のJAZZ DANCEの父とも言える山田卓先生(2007没)のHPはこちらから…。日本のジャズダンスシーンを語るのに、この方は外せません。数々の振り付けで感動を残された偉人です。
振付家 山田卓 公式サイト
山田卓 – Wikipedia

フリーウェイ・ダンススタジオ内でのジャズダンス

USAのPVやMTV等でのハードな[St. JAZZ]ダンス
★St.Jazz [谷寿美先生, 岩本祐佳先生]*USAのPVやMTV等のダンスに憧れる方にはパーフェクトです。初心者の方は、岩本先生のクラスへ。
既に踊れる方は、谷先生のクラスにお進み下さい。
St.Jazz2 (上級/谷寿美)
この2-3年の間に登場したストリート系のバレエが必要でないジャズ
★Ima-Jazz [谷寿美先生] *日本のストリート系ジャズダンサー独特の癖はありませんが、USAの今どきのバックダンスに近いスタイルです。また、このクラスでは筋トレ等のトレーニングはなく、振付け中心に展開されています。取りあえず、流行の振付をGETしたい方にお勧めです。

1980年辺り登場のテーマパークやミュージカル等でのジャズダンス
★Jazz2 – Jazz5 [谷寿美先生]*説明する迄もありません。
フランスの影響を受けた宝塚歌劇団(1914年創設)でのジャズダンス
★シアター [ビロン先生]*ビロン先生ご自身はブロードウェイで活躍されていましたが、元々は山田卓先生の門下生です。

文責:片山知子 2007.9.23記載
更新: 2017.05.09
(※各スタイルのレッスン動画リンクしました 2007.10.21-)

ジャズダンスのためのバレエレッスンとは

Jazz, Ballet, HipHop, Tap – Osaka, Japan –

トップへ