Jazzのためのバレエレッスンとは

ジャズダンスの為のバレエレッスンって… ?

そもそも、ジャズダンサーになるのに、なんでバレエが必要なの~?! と言う疑問を持つ人達がいても不思議ではありません。特にストリートジャズ(ジャズファンク)やHipHop Jazz等のビート、ノリノリのジャズなんかが好きな人からすれば、バレエが何故必要なのか、全く理解に苦しまれる事でしょう~。では、何故、バレエが必要か、それじゃ~、バレエの何を習えば良いのか、以下、記述して行きたいと思います。

(バレエはいらない、私の思うJazzはそうじゃ~ないと思われる方は以下をご一読下さい。
ジャズダンスにはバレエは必須?!)

何故ジャズダンサーにバレエが必要なのか!?

それは、第一にダンサーとしての身体のポジションをキメるためです。なんとなく馴染みのあるバレエの「振りの一部」を取り上げたポジションや「品」(しな)ではなく、普通、両手を高く上に上げると、肩も上がるものですが、ダンサーの場合、両手を高く上げても、肩は下がっています。人間の美的センスによると、両手を高く上げて、両肩も上がってしまうと、何故だか見苦しく感じるようです。恐らく、両肩が上がる事で、胸が広がらず、上半身が狭く見えてしまうからだと推測します。また、足においても、せっかく両手を高く上げ、胸を張って立てたとしても、その足の膝が伸びず、膝がぽっこり前に出て、足元が日舞のように内股になっていては、やはりおかしいものです。胴体や腰や肘、膝、全て人から見ていて、美しいとかカッコ良いと思わせるボジションがあるようです。ここで言うダンサーとしてのポジションとは、そう言う類いのもので、バレエチックに腕を美しく差し出してみたり、まるで腕のような足を、頭まで持ってくる事ではありません。仮にアナタがビートノリノリのダンサーとして、でも何だかカッコ良くないのよね~と思われる時、そのほとんどが身体のポジションが違っている為です。それらのポジションは、実際にジャズダンスで振り付けされる時や、ジャズダンスを踊っている時には、意識してはいけないものです。無意識にそのポジションに身体の各部位があり、振付師の意向次第でどのようにでも変化させなくてはならない事は言うまでもありません。かつて多くの日本人達は、それを生まれつきの体格の違いとか、生まれつきの骨のつき方だから~、と説明されていましたが、実際には、インストラクターの正しい指導と、各個人の努力で、後天的に体つきを変える事は、然程の困難が伴うものではありません。

バレエレッスンの何を習えば良いのか?!

バーレッスン
一にも二にもバーにつかまって、足を出したり引っ込めたり、上半身はしっかりキープしていないと先生に叱られます。毎日毎日やって欲しいトレーニングの1つです。
ピルエットやシェネ等のターン全般
ターンは、HipHopジャズやバックダンサーの振付等ではあまり出てきませんが、ジャズダンスでは必須です。実際には、ジャズターンやペンシルターンやいろんなパターンのターンがありますが、その基礎は間違いなくバレエです。
グランジュッテ等ジャンプ全般
クロスフロア(コーナー: スタジオの端から端までジャンプやターンをしながら前に進む事)などで、ジャンプした時に、誰でも初めは膝が伸びきらず曲がったまま、上半身や腰や腕も定まらず~ですが、正しい指導の元、飛んでいるうちに、序々にダンサーらしくなられるでしょう。
なるべく夢中にならない方が良いバレエレッスン!?
ジャズダンス初心者の方が、クラシック・バレエ作品の振付や役柄等の指導にハマる事!? クラシックバレエと言うだけあって、音楽もクラシックです。クラシック音楽にはいわゆるコードがありません。今では、ギターやピアノで和音をジャンジャカ弾いて、それを伴奏に歌を歌ったしていますが、クラシックの世界では、ピアノも単音で聞かせ、そのあちらこちらでケジメ的に和音が出てきます。ギターもクラシックギターは、単音で聞かせます。もっとも近いところでは、ウエストサイドストーリーと言うミュージカルがありましたが、あの音楽にはコードがありません。何故なら作曲家がクラシックのバースタインでした。クラシックは、いろんな楽器の単音(メロディ)が折り重なって、大層なものはシンフォニーとなります。恐らく、その音楽で踊るため、バレエの振付けは、たとえ、その音楽が今様でコードがあって、ハッキリとしたビートのある音楽であったとしても、単にビートだけで振付される事は稀でしょう。仮に、バレエのクラスで、今の音楽を使いビートのみで踊ったとすれば、それは見ている方からは、ほとんどジャズダンスに見えるでしょう。バレエダンサーがジャズダンサーになり辛いのは、大半の方が幼い頃よりバレエスクールに通い、クラシック音楽に親しみ、メロディで踊る事に慣れ過ぎている為だと推測します。だから、ジャズダンサーになりたいアナタには、ビート感は何よりも必須なので、ビート感がなくなってしまう事は極めて危険な事です。また、バレエは元々オペラに近い演劇の要素が強かったためだと思いますが、それぞれに役柄があるようです。だから、個人の個性よりも役柄、群舞として、むしろ自分の個性を押さえてしまうようです。私はダンサーではありませんが、かつてはシンガーソングライターであり、DJ、MCも務めました。自分らしくステージに立つ事ほど、難しい事はありません。その出来は別として、自分を隠して、ある役柄を演じる方が遥かに楽なものでした。

ダンスと音楽

一般的にダンスは某かの音楽を用いて踊ります。この音楽の劇的発展は、新しい楽器の登場によって持たされると、某大手楽器メーカーの代表取締役が教えてくれた事があります。クラシック音楽には、ドラムもエレキベースもギターも出てきません。もちろん「打ち込み」等と言う手法はありません。今の音楽とクラシックとは全くノリが違うのです。前出のクロスフロアでジャズダンスもバレエと同じく、「トンベー・パドブレ・グリッサード~」等とやりますが、この音楽は、今のビート感溢れるもので…。これを見ていた、バレエダンサーが「私は、あれ、みんな出来ますよ~。でも、あの音楽でやれ~って言われたら、足が出ない、ハイッ~て、背中を叩かれても二の足を踏むでしょう」って。逆もまたありきで、ジャズダンサーがバレエレッスンでのクロスフロアをやる時、何を基準に最初の一歩を踏み出しているのかわからなくて~!?
これらは、バレエだから、ジャズだから、ではなく、単に音楽の違い、ビートの違いによって生じています。ヒップホップの踊り方でさえ、その音楽と共に、日々、変化しています。そして、間もなく大きく変わるだろうと予想します。それは、HipHopミュージックに微妙な変化を見る事が出来るからです。
文責:片山知子 2008.8.13記載

2015年現在、ホントにHipHop系ダンスは大きく変わりました。もう時代はダンスバトルではなく、振付コンテスト。新たにスタイルヒップホップというジャンルも加わったようです。
2017年現在、Style HipHopや振り付け系HipHopなどと言う言葉が生まれ、すっかりHipHopの世界も変わってしまいました。この時代がしばらく続き、またまた新しいビートや楽器、サウンドなどの開発により、音楽シーンが微妙に変化する頃、また、新しいジャンルの振り付けが登場すると思います。

Jazz, Ballet, HipHop, Tap – Osaka, Japan –

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